画像出典:ドラマ公式ホームページ
テレビ東京系|10月6日(金)24:12スタート
「きのう何食べた?season2」
このドラマに登場する
○インテリア・家具
○生活雑貨
○家電
など、ドラマで使われている小道具を最終回までリサーチしてご紹介していきます。
自分の家にも活用できるインテリアのアイデアや家具、雑貨を探してみてください。
一級建築士の林です。
ドラマや映画を見ていて「すてきな部屋だなぁ」と思ったことはありませんか?ドラマに登場する部屋はセットとして造られたものがほとんどですが、登場人物の個性やライフスタイルを色濃く反映していてすてきなものばかりですよね。そんな憧れのお部屋を実際の住宅にも再現できるように、ドラマで使われた小道具をご紹介していきます。ドラマを見ながら推理した間取りもご紹介。すてきなお部屋づくりのお手伝いができれば幸いです。
一級建築士が再現!【ドラマ間取り推理】
ドラマを見ながら間取りを推理してみました!
今回、シロさんとケンジが暮らすお部屋は実在する阿佐ヶ谷のマンションで間取りは2LDK。シーズン1ではロケセットだったようですが劇場版からはスタジオセットになったそうです。season2ではまだ寝室が登場していないので、家具配置は不明です。
1. ワークテーブル 2. ワークシェルフ 3. キッチンボード 4. ダイニングテーブル 5. 小物3段チェスト 6. ペンダントライト 7. ボール型ランプ 8. バターケース 9. ソファ 10. サイドテーブル 11. ソファ 12. フロアライト 13. テーブルランプ 14. 仕事机 15. チェア 16. デスクライト 17. パネルカレンダー 18. オブジェ 19. サイドテーブル 20. 卓上スタンドライト 21. マガジンラック 22. ゴミ箱 23. 土鍋
「シロさんとケンジの家」で使われているインテリア・家具・雑貨
今回は主人公である弁護士の筧史朗(演:西島秀俊)と美容師の矢吹賢二(演:内野聖陽)が同棲生活している家で使われているインテリアを紹介していきます!几帳面で料理上手なシロさん(筧史朗)と人当たりがよく気遣い上手なケンジ(矢吹賢二)の2人のお部屋はどんなインテリアなのでしょうか。
キッチン&ダイニング
美味しくて安上りな料理を作るシロさん。几帳面なシロさんが料理をするキッチンとその料理を並べて二人で料理を楽しむダイニングで使われている家具・雑貨を紹介していきます。
1.キッチンのワークテーブル
作業台として使用しているのは、建築現場の足場板と鉄を組み合わせた、ワークテーブルです。
天板までの高さが、少し高めの85cmとなっているので、立ったまま作業しやすいのが特徴です。
置くもののサイズ・用途にあわせて、1段にしたり、2段にしたりと別売りの2枚の棚板を
自由に組み合わせて使うことができます
2.キッチンのワークシェルフ
使用されている木材は杉古材をオイル仕上げしていて、古材の質感や深みを味わえます。古材と鉄の相性はバッチリで、鉄が古材を程よく引き締めてくれています。棚板が可動式なので棚間を自由に変えることができるのも魅力です。
3.キッチンボード
収納家具としての工夫が凝らされているキッチンボード。
基本サイズのユニットを組み合わせることで、さまざまなキッチン空間にフィットします。
扉や引出しの前板はウォールナットの無垢材で使い込むほどに愛着の沸く材質で、シンプルなデザインに表情を持たせています。
4.ダイニングテーブル
節ありの天然木ナラ材とスチール脚を組み合わせたダイニングテーブル。
無垢天板は、天然木の中でも貴重な35mm厚の板を使用しています。スチールの脚と組み合わせることで、インダストリアル、カフェのような雰囲気のテーブルですが、あらゆるテイストに溶け込みます。
無垢材は時間とともに深みが増していくのが魅力。テーブル等の家具となった後も木は生きており、湿気を吸ったり吐いたりと呼吸をし、室内の湿度調節を行ってくれています。
木目や節の出方が1点1点異なり、同じものは一つもありません。
5.小物3段チェスト
スタイリッシュなデザインでデスクの上の小物を収納できる小物整理チェストです。木製だから温かみがあります。
A4サイズも入る便利な大きさ。取っ手として開けられている引き出し中央の半円の穴は、男性の指でも入れやすいように少し大きめです。
ネームプレートがあることで、いちいち引き出しを全段開け閉めしなくてもどこに何が入っているかが一目でわかります。
6.グリーンのペンダントライト
優しい曲線が印象的で北欧テイストにもナチュラルに合わせ易い、発売以来トップセラーのGAMBLINGシリーズ。シェードの素材はアルミで重量はたったの0.5kgです。ベーシックなカラーから遊び心のある配色まで全10色もある、シンプルでオールマイティなスタンダードペンダントライトです。APROZは企画から出荷まで全ての行程を一貫して自社で行っていて、品質は確か。Made in Tokyoです。
7.ホワイトのボール型ランプ
丸い形のテーブルランプ。落ち着いた優しい光の照明で間接照明にしてくつろぎ空間をグレードアップします。コンパクトサイズで置く場所を選ばないのでフロアライトにも。
8.バターケース
においうつりがなく、冷却性の高いホウロウと、天然木(サクラ)蓋というバターケースに最適な組み合わせ。
実用性とインテリア性を兼ね備えたバターケースです。
リビング
2人がくつろぐ、温かみのあるリビングで使われている家具・雑貨を紹介していきます。
9.ソファ 3人掛け
本革本来の表情を生かしたアニリン仕上げ革を贅沢に使ったソファ。キャンバス生地と本革を組み合わせたメリハリのある特徴的なデザインです。残念ながら、現在は廃盤商品で、完売しているようです。
10.サイドテーブル
直径48cm。多きすぎず、小さすぎない、ちょうどいいサイズ感のサイドテーブルです。
丸いデザインが愛らしく、くつろぎの空間にピッタリ。
全部で4種類の素材がありますが、ドラマではシックで落ち着いた雰囲気のウォールナット材のサイドテーブルを使用しています。
11.ソファ 1人掛け
スチール製のボディフレーム、天然木のアーム、そしてファブリックの三素材により構成されたシンプルなデザインのラウンジソファです。スチールフレームならではのすっきりと洗練されたシルエットですが、手を触れるアームにだけ天然木を配することで、立ち座りする時には天然木の触り心地のよさを感じることができます。
12.ホワイトのフロアライト
柔らかな表情の布シェードは風合いあるコットン×リネン素材。ファブリックとウッドの素材感をシンプルに引き出した温かみあるフロアランプです。モノトーンカラーの布コードや、無垢材を採用するなど細部には拘りが凝縮されていて、主張し過ぎない適度な存在感です。
13.ホワイトのテーブルランプ
↑のフロアライトと同じシリーズ。柔らかな表情の布シェードは風合いあるコットン×リネン素材。ファブリックとウッドの素材感をシンプルに引き出した温かみあるフロアランプです。モノトーンカラーの布コードや、無垢材を採用するなど細部には拘りが凝縮されていて、主張し過ぎない適度な存在感です。
14.シロさんの仕事机
天板と脚は丸みのある柔らかな形状で一体化され、脚下へかけてのデザインは流れるようなしなやかさがあります。また、テーパードレッグでエレガントな雰囲気も漂わせています。
一見コンパクトに見える、シャープなデザインのつり型の引き出しにはA4サイズが縦に収まります。上段には2枚の仕切り板も付いて収納に便利です。
しなやかさとシャープさを備えたデザインは場所を選ばず、書斎だけでなく、リビングや寝室にも調和します。
15.シロさんのチェア
ウォールナット無垢材を使用したセミアームタイプのダイニングチェア。
くの字を書いたような肘から脚にかけてのデザインが特徴的で、この形状がスタッキングを可能にしています。
16.グレーのデスクライト
ゴールドのフレシキブルアームが懐かしい雰囲気を醸し出すミッドセンチュリーテイストのミニデスクライト。いつものデスクが大人の秘密基地のような特別な空間に一変します。
17.パネルカレンダー
モノトーンのカレンダーで、卓上と壁掛、二通りの使用が可能です。
18.ストームグラス オブジェ
「Tempo Drop」はストームグラスと呼ばれ19世紀に航海士等が使用していた天候予測器です。クスノキのエキスやエタノール等をガラス管に密封して作られています。結晶は気圧や気温によって姿を変え毎日違う表情をみせてくれます。毎日眺めるのが楽しみになるオブジェです。
21.マガジンラック
サイトーウッドの成型合板の技法を使ったマガジンラック。
成型合板とは、厚さ0.2~1ミリ程度に薄くした材木を糊付けし、縦目、横目の順に数枚重ねあわせ、型にセット。圧力と熱を加えてその型に沿った形を作る木工技術の一つです。薄く軽量ながらも十分な強度を持ち、合板時に形成される曲線が特徴です。
22.ゴミ箱
このゴミ箱は円筒成型合板の技法で作られています。円筒成型合板は重ねた薄い材木を単板を円筒型に成型していく技法。
第二次大戦中、深刻な鉄不足に陥っていた日本が鉄の代用品として使用するための研究の中の1つだった飛行機の燃料タンクを木材で作る研究。そこに携わっていたのがサイトーウッドの創始者齊藤勇(1910~1994)氏でした。当時はドラム缶ほどの大きさの円筒まで製造する研究が行われていたようですが、結局それらは戦争で利用されることはありませんでした。そんな技術が家庭用品という平和なジャンルで現在まで活用されています。
23.土鍋
多孔質な伊賀の陶土でできた蓄熱力の高い伊賀土鍋。
土鍋本体がしっかりと熱を蓄えて食材の芯までじっくりと火を通し、旨みを逃がさず美味しい料理に仕上がります。土鍋の柄は筆で縦の線を均一に引いています。均一な線を引くには熟練の職人の技が必要です。縞模様が植物の十草に似ていることから、縁起の良い柄として用いられています。
寝室
season1の7話で登場した寝室に置かれている家具を紹介していきます。
19.サイドテーブル
ソファやベッドサイドに便利なサイドテーブル。シンプルな構造ですが、独特の形になっていて、ちょっとした雑誌や本などを置くのに便利です。
埋め込み型の隠しキャスターもついているので移動も簡単。天板の枠は無垢材なので高級感があります。
20.ホワイトの卓上スタンドライト
柔らかなオーバルフォルムデザインは、使用していない時も空間を素敵に演出します。
灯具を閉じているときは、電球色の間接光でくつろぎの時間を演出し、灯具を開くと、昼白色のあかりで点灯し、読書などに使用できます。5段階の明るさで調光も可能です。
おわりに
原作は、シリーズ累計945万部(電子版を含む)突破。よしながふみさんによる人気漫画「きのう何食べた?」(講談社)。2人は阿佐ヶ谷の2LDKのマンションで暮らしています。
男性の2人暮らしのインテリアは落ち着いた色味で統一された北欧ナチュラル。白とグレーのベースカラーに、木目などの自然素材を取り入れ、アクセントカラーを入れています。
ドラマの美術は井上心平さん。倹約家のシロさんは、家具ひとつひとつはちゃんとしたものを買って、長く大切に使っているタイプではないかということで、家具はそれなりに値が張るものを選んだそうです。
気負わずゆったりとした2人の幸せな空間に興味がある方は、是非参考になさってみてください!