©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会
画像出典：DMM TV
テレビ東京系｜10月7日（土）23:00スタート
「SPY×FAMILY season2」
大人気アニメ「SPY×FAMILY」
ストーリーはもちろんですが、フォージャー家のインテリアもスタイリッシュで魅力的。実在する名作家具が数多く使われています
○スパイファミリーのインテリアが気になる
○フォージャー家のインテリアを分析したい
○アニメのインテリアを再現するヒントが知りたい
という方は必見！アニメに登場するインテリアを紹介しながら、再現する方法もお伝えしていきますよ。フォージャー家のインテリアにも注目してアニメを10倍楽しみましょう！
林 一級建築士の林です。
「アニメの世界に入り込みたい」「あのキャラクターたちの部屋で過ごしてみたい！」など思ったことはありませんか？
アニメのインテリアは、キャラクターの個性や物語の雰囲気を表現する重要な要素です。細部までこだわられた空間は、私たちに夢とインスピレーションを与えてくれます。
このブログでは、アニメ作品に登場する魅力的なインテリアを徹底解説します。アニメを見ながら推理した間取りもご紹介。このブログ記事を参考に、アニメの世界をリアルに再現してみませんか？
一級建築士が再現！【アニメ間取り推理】
アニメを見ながら「フォージャー家」の間取りを推理してみました！
お部屋は4LDK。家族で使うバスルームの他に、ロイドの部屋にも専用のシャワールームがあるのではないかと推測しました。また、ロイドの部屋には大き目の衣裳部屋もあり、ここにスパイ道具や衣装を保管していると思われます。
1. ソファ 3人掛け 2. ソファ 1人掛け 3. フロアライト 4. ペンダントライト 5. ダイニングテーブル 6. 振り子時計 7. コート掛け 8. ラウンジチェア 9. フロアライト 10. 冷蔵庫 11. 洗面台 12. バスタブ
「フォージャー家」で使われているインテリア・家具・雑貨
フォージャー家はオスタニアの首都バーリントにあるマンションの一室。
スパイ、殺し屋、超能力者の３人が普通の家族として生活しているお部屋にはどんな家具がおかれているのでしょうか。
リビング・ダイニング
ロイドがアーニャに勉強を教えたり、テレビを見たりと、フォージャー家にとって、家族団らんの場所。まずはリビング・ダイニングの家具を紹介していきます。
1.ブラックの3人掛けソファ
最小限の構造で最大限の快適性を追求した名作。 スティールパイプのフレームに背、座、アームのクッションを組み合わせたシンプルなデザインでありながら、長年にわたって愛されています。インテリアに取り入れることで、高級感とモダンさを演出できる素晴らしい家具です。正規品は高価ですが、リプロダクト品も出ています。
2.ブラックのソファ 1人掛け
↑3人掛けのソファとセットで置かれています
（税込）
3.フロアライト
タリアセン1は、フランク・ロイド・ライトがウィスコンシン州スプリング・グリーンにある自身の夏の住居、タリアセンのためにデザインした照明器具。方形の屋根を模したデザインはタリアセンの内部に別の小さな建築物が存在するかのような印象を与えます。モダンな空間に歴史的なデザインを取り入れる逸品です。
4.レッドのペンダントライト
デンマークを代表する照明ブランド「ルイスポールセン」。その中でも、ポール・ヘニングセンがデザインを手掛けたこのシリーズは、独特の多層シェードが特徴で、柔らかく拡散される光が魅力的です。光と影を操る芸術作品と言えるでしょう。
5.ダイニングテーブル
ハンス J. ウェグナーがデザインしたCH006テーブル。半円型の伸長板がついており、用途に合わせて大きさを変えられます。片方だけ伸長板を折りたたんでピッタリと壁付けにもできるので、空間を無駄なく使うことができます。
6.ダイニングの振り子時計
1861年創業、ドイツの老舗時計メーカーユンハンス。その中でも、長い歴史と伝統を受け継ぐ柱時計は、まさに工芸品と呼ぶにふさわしい逸品です。精巧に作られた木製のフレームと、美しい曲線を描く文字盤。そして、時を刻む音色まで、細部までこだわり抜かれたデザインは、ユンハンスならではの魅力です。
7.コート掛け
温かみのある木目と、どこか懐かしいデザインが魅力的なコロニアルシリーズのポールスタンド。欧米のコロニアル様式をモチーフにした、カントリーテイスト溢れるアイテムです。
ロイドの部屋
シーズン1のエピソード9で登場したロイドの部屋。
ロイドが読書していたチェアやフロアライトはミッドセンチュリー時代の名作家具です！
8.ブラックのラウンジチェア
イームズラウンジチェア&オットマンは、快適なクラシックデザインと実用性を兼ね備えた名作。シックな黒色がその洗練された外観を際立たせ、高級感溢れる佇まいを演出します。世界中の洗練された空間で愛用されており、50年を超える長きにわたり、イームズの作品の中でも特に人気があります。
（税込）
9.ホワイトシェードのフロアライト
ドムスの照明は、自然素材の温かみに加えて、モダンなデザインも魅力です。自然素材をふんだんに使用しています。木目や手触りなど、自然素材ならではの温もりを感じられる照明は、空間に優しい雰囲気をもたらします。
「フォージャー家」インテリアの再現方法
ここまで、アニメに登場する家具を紹介してきましたが、それだけでは「フォージャー家」のインテリアは完成しません！家具の他にも配色や素材などインテリアを決める要素がいくつかありますので、再現ポイントを見ていきましょう。
©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会
スパイファミリーの時代は1960年代後半から1970年代前半頃と思われます。フォージャー家のインテリアはこの時代に流行った「ミッドセンチュリーモダン」と呼ばれるインテリア。第二次世界大戦後の復興期という時代背景から、家具は機能性と合理性を重視したデザインとなり、鮮やかな色彩、幾何学模様などが特徴です。
ポイントは5つ！
- ミッドセンチュリー家具を取り入れる
- ビビッドな色を使う
- 壁紙やファブリックに柄を取り入れる
- 照明にこだわる
- 家電や設備にこだわる
それぞれ詳しく解説していきましょう！
1. ミッドセンチュリー家具を取り入れる
ミッドセンチュリー期の家具は、その独特のデザインでお部屋に魅力的な雰囲気をもたらします。単行本の表紙に描かれているおしゃれなチェアも、ミッドセンチュリー期の名作家具の一部です。
フォージャー家のリビングにあるソファ以外にも素晴らしいソファやチェアがありますので、単行本の表紙とともに紹介していきます。自分の好みに合った家具を選んで、お部屋に取り入れてみてください！
1巻 ロイド・フォージャー×LC2(ル・コルビジェ)
フォージャー家のリビングに置かれているソファです！
（税込）
2巻 アーニャ×マシュマロソファ(ジョージ・ネルソン)
ポップな見た目とは裏腹に、座り心地は抜群クッションは簡単にフレームから取り外すことができるため、一部だけが使い古されることのないように場所の入れ替えができます。1956年発売ながら、今も多くの人を魅了し続けるソファです。
3巻 ヨル×ラ・シェーズ（チャールズ&レイ・イームズ）
ラ・シェーズは、チャールズ&レイ・イームズが1948年にデザインしたチェア。FRPと呼ばれるガラス繊維強化プラスチックを用いた曲線的なフォルムが特徴で、彫刻作品のような美しさです。
4巻 ボンド×ボールチェア(エーロ・アールニオ)
フィンランドのデザイナー、エーロ・アールニオによって1966年に発表された、球体に近い独特なデザインの椅子。シンプルなデザインながらも、座り心地が良く、穏やかな雰囲気を与えてくれるボールチェアは、「部屋の中のもう1つの部屋」と称されるほど、外部の雑音から守られるような感覚があり、リラックスできます。
5巻 ユーリ×バルセロナチェア(ミース・ファン・デル・ローエ)
ミース・ファン・デル・ローエがバルセロナ万国博覧会のドイツ館の設計と共に、当時のスペイン国王夫妻のためにデザインしたバルセロナチェア。完成は「Less is more / より少ないことは、より豊かなこと」というミースの哲学が凝縮されていて、どの方向から見ても美しいデザインはモダンデザインの傑作です。
6巻 フィオナ×ハートコーンチェア(ヴェルナー・パントン)
1959年に発表されたパントンのコーンチェアシリーズのバリエーションとして誕生しました。コーンチェアは、FRP製のシェルとスチール製のベースを組み合わせたシンプルなデザインでしたが、ハートコーンチェアは、そのシェイプにハート型を採用することで、より遊び心のあるデザインとなっています。そのユニークな形状が、ポップでキュートなチェアです。
7巻 ダミアン×ウィローチェア（チャールズ・レニー・マッキントッシュ）
ウィローティールーム1階の支配人用にデザインされたこのチェアは背もたれをラウンドさせたデザインで特別な雰囲気を醸し出しています。別名「オーダーデスクチェア」とも呼ばれ、美しさと掛け心地を兼ね備えた存在感溢れるチェアです。
8巻 フランキー×イームズラウンジチェア&オットマン（チャールズ&レイ・イームズ）
「温かく包み込む」ようなラウンジチェアは、1956年に誕生し今も愛されています。
手仕事による最高の品質。リラックスの真髄を体現した現代的なデザインが魅力的です。様々な木材仕上げ、生地、サイズのラインナップがあります。
9巻 ベッキー×ココナッツチェア(ジョージ・ネルソン)
ココナッツチェアは、ジョージ・ネルソンによって1955年にデザインされたラウンジチェアです。その名の通り、ココナッツの殻を割ったようなユニークな形状が特徴で、有機的なフォルムと快適な座り心地で人気を集めています。
11巻 ユーインとエミール×ヒルハウス(チャールズ・レニー・マッキントッシュ）
チャールズ・レニー・マッキントッシュがデザインした中でも特に有名なのは、ラダーバックチェアです。オリジナルはヘリンズバラのヒルハウスの寝室にあります。そのハイバックと抽象的な装飾は、座るだけでなく観賞するためにも考えられました。格子のデザインには日本的な美しさも感じられます。
12巻 シルヴィア・シャーウッド×ダイヤモンドチェア(ハリー・ベルトイア)
彫刻家ハリー・ベルトイアが、空間、形状、機能などあらゆる研究を重ねて生み出した優美なチェア。幾何学的なダイヤモンド型のフレームとワイヤーメッシュの座面が特徴の、ミッドセンチュリーモダンを代表する名作。
シートパッド付き、シートパッドなし、フルカバーの3タイプがあります。
13巻 シャロンとカミラとミリー×チューリップチェア(エーロ・サーリネン)
一本脚のデザインは、テーブル下の混乱を解決するために生まれたデザイン。その形状がチューリップに似ていることから、チューリップチェアと名付けられました。座面は回転式と固定式があり、さまざまなファブリックが選択可能です。芸術作品のような存在感を放つ家具となっています。
2. ビビッドな色を使う
©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会
ミッドセンチュリーモダンインテリアは、鮮やかな色彩も特徴のひとつ。フォージャー家では照明器具やラグにビビットカラーを取り入れています。
また、壁には流行を反映したカラフルなアート作品が飾られていますね。
洗練された空間を作るにはベースカラーを決めてポイント的に使うのがコツですよ！
ビビッドカラーは、空間を華やかに彩る効果がありますが、使いすぎると散漫な印象になりがちです。そこで、まず部屋全体のベースカラーを決め、ビビッドカラーは小面積から取り入れてみましょう。
壁、床、天井など、広い面積を占める部分の色、ベースカラーにはホワイト、ブラック、ベージュ、グレーなど、落ち着いた色を選びます。そこに差し色としてビビットカラーを取り入れるのが効果的です。
例えば、壁の一部にビビッドカラーのアクセントウォールを作ったり、絵画やオブジェなど、ビビッドカラーの小物を飾ったりするのも良いでしょう。
他にも、ソファやベッドにビビッドカラーのクッションを置いたり、ラグやブランケットをビビッドカラーにすることで、手軽に空間のアクセントになります。
ミッドセンチュリーモダンスタイルの配色の長所は、ルールがないこと。自分の好きな色を取り入れて、より個性的なミッドセンチュリーモダンインテリアを作ることができます。好きな色を差し色にして、自分だけの空間を楽しみましょう。
3. 壁紙やファブリックに柄を取り入れる
ミッドセンチュリーモダンインテリアは、柄の使い方も重要なポイントになります。柄を取り入れて個性と遊び心をプラスしましょう。
代表的な柄としては、以下のようなものがあります。
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幾何学模様
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直線や曲線、円などを組み合わせた幾何学模様は、ミッドセンチュリーモダンインテリアでよく使われる柄。規則的な模様は、空間をすっきりとした印象に仕上げてくれます。 |
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抽象柄
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自由な曲線や形を組み合わせた抽象柄は、遊び心のある空間を演出したいときにおすすめ。アクセントウォールとして取り入れると、空間の印象をガラリと変わります。 |
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自然モチーフ柄
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レトロな花柄を選ぶと、可愛らしい雰囲気を作ることができます。 |
フォージャー家ではどのように柄を取り入れているのか見ていきましょう
リビングの壁紙
©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会
サンゲツのHIGH GRAFICA セレクトオーダーで販売されている壁紙。クラシックラインの繊細な模様とベージュの温かみのある色合いが、上品で洗練された空間を演出します。
キッチン・バスルームの壁
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ランタンのような独特な曲線を描いた形状が特徴的なタイル。
ホワイトやベージュなどのベーシックカラーから、ブルーやグリーンなどの鮮やか色まで、幅広い色展開が魅力です。壁の一部にランタンタイルを貼ることで、空間を華やかに彩ることができます。
床
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ヘリンボーンは、ヨーロッパの歴史的建造物でもよく見られる貼りパターンです。2種類の短いピースを組み合わせて山型の形状を作る伝統的な方法で、その見た目がニシン（Herring）の骨（Bone）に似ていることから名づけられました。
その独特な模様と高級感のある雰囲気が人気を集め、住宅や店舗の床材として注目されています。
4. 照明にこだわる
照明は部屋全体の雰囲気を決める重要なアイテム。ミッドセンチュリーインテリアはシンプルな家具で構成するからこそ、選ぶ照明によってミッドセンチュリースタイルではなくなってしまうこともあります。そのため照明選びがとても大切です！
選び方のポイントはミッドセンチュリーの年代(1940年～1960年ごろ)に使われていた照明を選ぶこと。メインの照明にこの時代に活躍した有名デザイナーの照明を選べば、それひとつでも部屋がミッドセンチュリースタイルにグッと近づきます！
この年代の特徴は、そのユニークな形。素材も新しいものが登場しました。ガラス、プラスチック、ファイバーグラス、木材など様々な素材が使われ、また、鮮やかな色使いのものが多くみられる時代でした。
「フォージャー家」ではペンダントライトにポール・ヘニングセンのPH5。フロアライトにはフランク・ロイド・ライトのタリアセン。その他は乳白色のガラス素材のペンダントライトやファブリックと木材のデスクライトなど素材にこだわりつつもデザインはシンプルなものを配置して、メインの照明を引き立てています。
お部屋の広さによりますが、天井照明だけでなく、フロアランプやテーブルランプなどを組み合わせ、間接照明を取り入れることで、フォージャー家のインテリアをより再現できます。
電球の色も大切なポイント。「電球色」という温かみのある光色や、明るすぎない光を選ぶと、ミッドセンチュリーらしい雰囲気を演出できますよ。
ミッドセンチュリー時代の代表的なデザイナーを５人紹介します！
ポール・ヘニングセン
「人にとって良質な光」を追求した、北欧を代表する照明デザイナー。
Louis Poulsen（ルイスポールセン）との協力は、1925年に始まりました。彼のイニシャルを冠した「PHシリーズ」をはじめ、多くの名作照明があります。
代表作「PH5」は1958年の発売以来、今も愛され続けている照明です。光の色、グレア、陰影といったような照明の基本事項をキーワードとしたヘニングセンの光に関する考察は、今日の照明文化においてもなお、重要な意義を持ち続けています。
ジョージ・ネルソン
ミッドセンチュリーという言葉とともに語られることが多い一人。ハーマンミラー社のデザイン・ディレクターとして20世紀を代表する革新的製品を数多く発表しました。
照明の代表作は、有機的なフォルムが美しい「バブルランプ」。ジョージ・ネルソンがシルクで覆われたスウェーデン製のペンダントランプから着想を得て、1952年にデザインした照明でシンプルなフォルムから幻想的な光が照らされます。
アルヴァ・アアルト
フィンランドで1898年に生まれた建築家。建築と家具を相互に補完し合うものと考え、建築に合わせ多くの家具をデザインしました。
彼のデザインしたものはソファ、テーブル、照明など多岐に渡りますが、有機的で使う人の生活に寄り添ったデザインは一貫しています。
照明は「ゴールデンベル」や「ペンダントライト A330S」などが有名です。
アッキーレ・カスティリオーニ
ユーモアと遊び心、そして革新性を兼ね備えたデザイナー。既存の概念にとらわれず、自由な発想で新しいデザインを生み出すことに常に挑戦していました。
1962年にフロスが設立される際、兄のピエル・ジャコモとともにデザイン責任者として参画。大理石のベースから優雅な曲線を描きながら伸びるアームを持つ「ARCO」、自動車のヘッドライトを利用してデザインされた「TOIO」などが有名です。
フランク・ロイド・ライト
フランク・ロイド・ライトは、アメリカの建築家であり、20世紀の近代建築を代表する巨匠の一人です。彼は建築だけでなく、家具や照明器具などのインテリアデザインも手掛けました。
「TALIESIN 2」は彼の自邸タリアセンのためにデザインされた照明シリーズの中でも名作として知られ、世界中で愛されているフロアライトです。上下方向の光は幾つものチェリー材のブロックで制御され、さらに遮光板に反射することで間接光の心地良い明るさが得られます。消灯時もインテリアとしての存在感があるデザインです。
5. 家電や設備にこだわる
ミッドセンチュリーインテリアにするとき、家電や設備には以下の特徴を取り入れると良いでしょう。
- 「曲線」や「流線」を取り入れたデザイン
- 丸みを帯びた角
- 鮮やかな色使い
- 金属やプラスチックなどの素材
フォージャー家で使用している家電や設備に似ているものを紹介していきます！
10.パステルグリーンの冷蔵庫
©遠藤達哉／集英社・SPY×FAMILY製作委員会
SMEG代表作でもある「50’sレトロシリーズ」。
モダンでポップなイタリアンスタイル冷蔵庫で、FAB28は生活スタイルにこだわりをもつ人々に人気のモデルです。
特にドア部分の美しい曲線とクロームであしらわれたデザインが特徴です。
SNEGはといえば個性的な「デザイン」で世界中のファンに愛されています。創立73年、イタリア北部に本社を置く、世界屈指のキッチンブランドです。
11.ゴールドフレームの洗面台
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イタリアは フィレンツェにあるSBORDONI（スボルドーニ）の洗面台。
1940 年代に、アレッサンドロ スボルドーニによりデザインされたパッラーディオ シリーズ。このシリーズのしなやかで柔らかな形状は、アールヌーボー様式の特徴を取り入れたデザインとなっています。エレガントで完璧なプロポーションです。日本にはまだ正規販売店がないようです。
12.バスタブ
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フォージャー家の広々としたバスルームにはバスタブとシャワーが配置されています。
日本の住宅ではあまり見られないタイプのバスタブですが、大手メーカーも取り扱っています。TOTO Raffireの据え置き型のバスタブは日本の入浴スタイルにあわせ、追い炊き機能も付けられる浴槽です。
終わりに
2019年3月から「少年ジャンプ+」で連載中。漫画家・遠藤達哉氏による人気漫画「SPY×FAMILY」は2023年10月4日発売のコミックス12巻で累計発行部数3,400万部を突破！（2024年1月現在）
フォージャー家に置かれているミッドセンチュリーモダンのアイテムは、空間に1つ置くだけでスタイルが決まるものばかり。正規品は高価ですが模造品やリプロダクトを使う手もあります。
正規品とリプロダクト品どちらを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。それぞれの特徴を理解した上で、ご自身に合った方を選ぶことが大切です。
- 希少価値や歴史的な価値を重視する場合: 正規品
- コストパフォーマンスを重視する場合: リプロダクト品
- 本物と遜色ない雰囲気を求める場合: 高品質なリプロダクト品
- 状態の良いものを確実に手に入れたい場合: 新品のリプロダクト品
本物を1つだけ手に入れてインテリアの要にし、他は必ずしも当時のものではないアイテムを合わせてコーディネートする方法もありますよ。
また、ミッドセンチュリー期の家具や照明は、ヴィンテージ品も多く出回っていますが、購入する場合は状態をよく確認しましょう。
ミッドセンチュリーインテリアを再現するポイントを参考に、自分らしい空間を作ってみてください！
